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2008.06.02

史上最強コンピューター囲碁ソフト

5月初め、将棋アマ名人がコンピューター将棋ソフトと対戦し負けた、というニュースが。アマのタイトル保持者が公開の場で将棋ソフトに敗れるのは初めてという。将棋の世界ではコンピュータが強くなってきたので、面子確保のためか日本将棋連盟はプロ棋士が無断でソフトと対戦することを禁止したとか。チェスの世界でもコンピューターが人間チャンピオンを破った、とのニュースを以前見たことがある。

私は囲碁を趣味としている。若い頃は街の碁会所で腕を磨き、そしてよく勉強もした。それでも実力は二級か初段くらい。それから数十年、最近はテレビ観戦とパソコン囲碁ソフトとの対戦だけ。さらに腕を下げたことと思う。そんな私でも囲碁ソフトとの対戦は居眠りしながらでも大勝する。「もっと強いヤツはいないのか!」と常々思ってた。コンピューターの性能も上がり、プログラミングも進化してきたので、囲碁でもより強いソフトが出現しているだろうと、ネットで探してみる。その結果、現在世界最強の囲碁ソフトは「銀星囲碁八」(株式会社シルバースター)ということがわかり、さっそく日本橋へ走り入手。

以前の囲碁ソフトに比べ、若干”カタチ””筋”が良くなった気がする。でも銀星クンは中盤から延々と考えこむ。20分、30分と平気で考慮時間をとる。そして強手、妙手を打ってくるかと思いきや、たいした手も打ってこない。いつも私の大勝で、ガッカリ。勝負にならないのだ。

囲碁の場合、プログラミングが難しいのかナ。将棋やチェスはスタート地点の駒の位置が決められており、さらに駒の進み方も決まっている。こうしたゲームならコンピューターは得意かもしれない。駒の動きをしらみつぶしに追跡し、プログラム処理が可能だろう。ところが囲碁はどうか。駒(碁石)のスタート地点も決められていなければ、打つ位置も決まっていない。広い盤上のどこにでも自由に碁石を置いてよいのだ。これを白黒相互に繰り返していく。だから無限の進行が予想される。これをデータ化しプログラミング化するのは並大抵のことではないだろう。人間は直感というか第一感とかで、過去の経験や学習をもとに善悪価値判断して即決できる。コンピューターは無限に近い進行を推理し、蓄積された膨大なデータの中から最善手を探し出す。私が1秒でできる判断を、コンピューターは何分もかけている。そしてポカな手を打ってくる。はやく私を負かすコンピューター囲碁ソフト、現れよ!!。

ところで上記の「銀星囲碁」の開発元は北朝鮮とか。囲碁が盛況かつ強いのは日本、中国、韓国で、北朝鮮の囲碁というのはあまり聞いたことがない。外貨稼ぎに、ヒマな軍部の情報部門あたりが時間をかけてコツコツとプログラミングしているのかナ、と想像してしまう。

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